活動について

演奏会:お知らせと終了報告:2024年10月20日Mulier fortis

写真:モーツァルト作曲オペラ《イドメネオ》イリア 日生劇場

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【お知らせ】

今年の10月20日(日)に聖グレゴリオの家賛助会チャリティ―コンサート ~聖グレゴリオの家 活動支援のために~が開催されます。

主催はオペラMulier fortis公演実行委員会、共催は聖グレゴリオの家宗教音楽研究所 です。

今回のMulier fortisはパイプオルガンとの初めての共演になります。

演奏会内容は次のとおりです。

〇 聖務日課の賛歌〈Fortem Virili Pectore〉心強く… 歌唱:カペラ・グレゴリアーナ(Capella Gregoriana)

〇 オペラ 《 Mulier fortis 》 とは何か? お話 : 田中 裕  Yutaka Tanaka 

〇 細川ガラシャの生身の心 お話 : 西脇 純  Jun Nishiwaki

〇 オペラ《Mulier fortis(勇敢な夫人・細川ガラシャ)》

演奏 者

豊田 喜代美 Kiyomi Toyoda, Sop.ソプラノ

金沢 青児   Seiji Kanazawa, Ten.テノール

小池 優介   Yusuke Koike, Bar.バリトン

岩崎 真実子 Mamiko Iwasaki, Org.オルガン.

カペラ・グレゴリアーナ Capella Gregoriana

・入場料:3000円  (120席 自由席)

・チケットお申込み・お問い合わせ 043-474-8915

・FAX:042-474-8832 聖グレゴリオの家〒203-0004東久留米市氷川台2-7-12

・聖グレゴリオの家宗教音楽研究所ホームページ https://st-gregorio.or.jp/ 「お問い合わせ」 からもお申込みいただけます。

【終演ご報告】

当日は、前日に「グレゴリオ聖歌学会」参加から戻られた「聖グレゴリオの家聖歌隊」の皆さまとの場当たりから始まりました。

聖堂内(備品も)を知り尽くした岩崎真実子聖グレゴリオの家所長の下、準備と合唱の合わせは粛々と進みました。

そのうちに演奏会で講演なさる田中裕氏、西脇純氏も加わってくださり本番を迎える準備は整いました。

Mulier fortisの演奏会では初めて器楽はパイプオルガンだけと演奏いたしました。

聖堂については聖グレゴリオ家のホームページhttps://st-gregorio.or.jp/ からの文章をご紹介させていただきます。

『この聖堂は日本建築家協会(JIA)が選ぶ2006年の「JIA25年賞」に選ばれています。この賞は,竣工後25年以上の建築のうち,「長く地域の環境に貢献し,風雪に耐えて美しく維持され,社会に対して建築の意義を語りかけてきた建築物」を表彰し,あわせて「その建築物を美しく育て上げることに寄与した人々(建築家,施工者,建築主また維持管理に携わった者)を顕彰することにより,多様化する価値基準の中で,建築が果たす役割をあらためて確認するとともに,次世代につながる建築物のあり方を提示することを目的として創設された」(JIA)建築賞です。「新しい建築物を対象にする他の賞と違い,日本の建築の賞の中で最も受賞したいものでありました。私たちが地味ではあっても今までやってきたような建築の作り方が正しかったのだ,という証明を得た事は大変嬉しく思っております。」(建築家:長島正充氏 談)建築家:長島建築研究所  長島正充、建築主:宗教法人  聖グレゴリオの家、施工者:(株) 新建会工務所  市野修、竣工:1979年8月

聖堂内にはアーレント・オルガンが設置されており当日はこのパイプオルガン(奏者:岩崎真実子)と共演いたしました。上記ホームページには、聖堂の他に、ブルーの美しいアーレント・オルガン、当日の演奏会の写真も掲載されております。

演奏体験を重ねるとそれだけMulier fortisに込められている意味が身心に響いて沁み込んできていることを感じます。

細川ガラシャはこの響きの中に蘇って語りかけているものは何かといつも考えています。現在、私にとっての一つの確信がありますが、響きを感じる一人ひとりにとっての個別の意味なのだと思っています。

聖グレゴリオの家宗教音楽研究所で私はパイプオルガン、和声、グレゴリオ聖歌をはじめ教会音楽を学びました。聖堂でアーレント・オルガンを弾くレッスンは正に長く憧れて来たパイプオルガンに触れる感激の時間でした。そして今回、そのパオプオルガンとの共演は私にとってかけがえのない演奏体験となりました。

私はパイプオルガンの存在を知った時から良く響く「歌う樹」と思っておりました。声楽の楽器である身体と歌う樹・パイプオルガンとで響き合い共鳴し合って一緒に歌うという、まことに幸せな演奏体験をさせていただきました。深く感謝しております。

 

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