写真:東京二期会オペラ公演《ファルスタッフ》ナンネッタ 指揮:小澤征爾 演出:栗山昌良 東京文化会館(大)
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2023年11月17日19時開演のMulier fortis演奏を旧東京音楽学校奏楽堂で開催し、終演しました。
オペラMulier fortis公演実行委員会委員(五十音順):北川 央、澤 和樹/代表、佐久間 龍也、田中 裕、豊田 喜代美/共同代表 、西脇 純
取りかかってから丁度20年経った2020年7月に音楽部分楽譜校訂が終了し、2023年11月17日に東京音楽学校旧奏楽堂にてお披露目することができました。2001年からの楽譜校訂は演奏の機会毎に新たな気づきがありお披露目までに20年の年月が経っておりました。2021年3月6日に東京文化会館小ホールでのお披露目演奏会まであと3か月で本番を迎える時に最初のコロナ非常事態宣言が発令され演奏会開催を断念しました。それが2023年11月17日に、澤和樹氏の指揮の下、演奏者と実行委員が一丸となって校訂楽譜による演奏に努めることができましたことを幸いに思っております。また当日会場で聴いた方々から演奏者それぞれに寄せられたお言葉で記録されているものは、美しい作品であること、ラテン語がしっかりとラテン語(発音だけでなく意味が伝わる)であったこと、ガラシャを表現する清潔で透明感ある響きであったこと、バロック作品演奏を楽しんだ、演奏に感動したのは音楽演奏構成力(澤和樹指揮)が優れていたからだと思う、などです。大変な励ましになります。また、聴く集中力が続かず疲れた、次は体力と精神力の具合によって聴きたい、日本語で歌って欲しい、演技が欲しい、というお言葉もいただきました。東京音楽学校旧奏楽堂については、趣き・雰囲気に日本の音楽界の良いところを感じる、演奏の響きが美しかった、良い演奏は相応の音響になるホールだと思った、などです。「日本の音楽界の良いところ」についてその方の考えを伺いたいと思いました。
楽譜の校訂を終え、現在は次の段階に進もうとしているところです。原作が史実と異なっていることについて、これまで考えてきましたが、この点を実行委員の皆々様の各専門的見地からの意見を交わして深く考察して決定していくことが必要だと考えております。急がず一生懸命に考えていくことに努めて参ります。
当日配布させていただいたプログラム Mulier fortisプログラム2023.11月17日
25’11.17.Mulier fortisユーチューブ https://www.youtube.com/watch?v=uuJA7ydlJcUMulier fortis
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また、ご報告させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。